離婚
離婚や男女間のトラブルは法律で解決するかもしれません。
これから離婚をしようとお考えの方、あるいはパートナーから離婚を切り出された方、どのように話を進めていけばよいのか、お悩みではありませんか?
離婚の話になっているときに、冷静になってというのも難しい話かもしれませんが、離婚を急ぐあまり、いい加減な取り決めをしてしまうと、思わぬ事態になってしまう場合もあるのです。
- 我が子に会えない
- 子供と一緒に暮らせない
- 生活が不安…生活費はどうなるの?
- 慰謝料や養育費を支払ってもらえず泣き寝入り
- 夫婦共有名義の土地や家は?
- 自宅や車のローンは?
- 年金はどうなるの?もらえない?
やっとの思いで離婚を成立させた後に、また揉め事にならないためにも離婚前に下記の事を決めておきましょう。
離婚をする前に決めておかなければならないこと |
離婚をする前に決めて |
結婚中に夫婦で築き上げてきた財産をどのように分けるか、財産分与について考えなければいけません。借金やローンが残っている場合には、その負担を誰がするのかということも決める必要があります。
夫婦のどちらか一方が(あるいは双方が)厚生年金に加入しておられる場合、その年金を分けるかどうか、どのような割合で分けるかについて決めなければいけません。
離婚の責任が夫婦のどちらか一方にある場合(責任がある人を「有責配偶者」と言います)、慰謝料の支払い義務が生じることがあります。その金額や支払い方法を決めましょう。
結婚の際に姓を変えられた方は、離婚の際に旧姓に戻すかどうか(復氏か婚氏続称か)を選択する必要があります。 原則は復氏ですが、3ヶ月以内に届出をすれば続称できます。また、一度決定すると後で変更することは難しいのでご注意ください。
未成年のお子様がいらっしゃる場合は下記の内容も取り決めなくてはなりません。
どちらが子どもを育てていくか、という大事な問題です。他の事柄は先送りにできますが、親権者だけは離婚の際に定めておかねばなりません。
親権者ではない親は、相手方に対して養育費を支払う必要がある場合があります。長期間の支払いになる場合もありますので、支払い金額や支払い期間を明確にしておきます。
お子さまと、親権者ではない親との間での面会についても決めなければなりません(面会交流)。月に何回くらい面会するのかということや、日程調整のしかたを決めていきます。
これらは重要なことですので、しっかりと取り決めを行うことがお互いの今後の暮らしへの大切な一歩です。
取り決めと離婚成立の流れ
取り決めと離婚成立は夫婦間の話ですので、夫婦での話し合い(協議)で決まります。
しかし、どうしても2人では話し合いにならない場合、調停や審判・訴訟といった裁判所での手続きを利用することになります。
離婚調停 | 裁判所の調停委員を間に入れた話し合い。当事者は交代で調停委員に意見を述べます。調停委員は双方の意見を聞き、法律的な権利関係も考慮しながら、合意に向けて話し合いを取り持っていきます。 |
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審判 | 離婚調停で離婚・親権については合意が得られたものの、養育費(又は婚姻費用)や財産分与について合意ができなかった場合行われます。 |
離婚訴訟 | 離婚調停において、離婚に合意できなかった場合、調停は不成立で終了しますので、改めて離婚訴訟を提起しなければなりません。 |
離婚調停 |
裁判所の調停委員を間に入れた話し合い。当事者は交代で調停委員に意見を述べます。調停委員は双方の意見を聞き、法律的な権利関係も考慮しながら、合意に向けて話し合いを取り持っていきます。 |
審判 |
離婚調停で離婚・親権については合意が得られたものの、養育費(又は婚姻費用)や財産分与について合意ができなかった場合行われます。 |
離婚訴訟 |
離婚調停において、離婚に合意できなかった場合、調停は不成立で終了しますので、改めて離婚訴訟を提起しなければなりません。 |
審判・訴訟に関しては、調停よりも専門的になりますので、弁護士へのご依頼が必要になります。
ご夫婦での話し合い段階ではもちろん、調停中でも、ご不安を感じたときはお気軽にご相談下さい。
夫婦の話合い(協議)で決める場合の注意点
決めた事を書面に残しましょう夫婦の話し合いで離婚成立した場合、養育費や財産分与について決めた事を合意書や公正証書などの書面にて残しましょう。 注意点!離婚についてご夫婦で合意した内容について、いったん書面にしてしまうと、後で覆すことは非常に難しくなります。書面を作成する前に、内容をしっかり検討することが大切です。 |
決めた事を書面に残しましょう夫婦の話し合いで離婚成立した場合、養育費や財産分与について決めた事を合意書や公正証書などの書面にて残しましょう。 注意点!離婚についてご夫婦で合意した内容について、いったん書面にしてしまうと、後で覆すことは非常に難しくなります。書面を作成する前に、内容をしっかり検討することが大切です。 |
離婚は ”終わり” ではありません。
離婚は「終わり」ではないと思っています。
むしろ、もっと、あなたらしく生きられる人生の再スタートなのです。
だからこそ、
最善の道を、慎重に。 |
最善の道を、慎重に。 |
実際に離婚問題が持ち上がると、話し合いが思うように進まない場合がほとんどです。
精神的なショック、仕事やお金の問題、お子さんのこと、将来への不安など、様々な問題が露呈し、何が正しいのか、自分がどうしたいのかを判断することすら難しく感じるかもしれません。
でも、諦めるべきではありません。安易に妥協するべきでもありません。
なぜなら、離婚はパートナーやお子さんとの関係性を大きく揺るがしてしまう人生においても非常に重要な決断だからです。
「何について決めればいいかわからない」
「合意はできたけれども、この状態で良いのかわからない」
等々、不安なことばかりかと思います。
一人で悩みを抱え込まずに、弁護士に相談しませんか?
離婚に関するさまざまな問題の解決を、弁護士がお手伝いします。
- 離婚調停
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